真夏にエギングでアオリイカは釣れるのか。丸一日かけて検証してみたよ。

どうも「イカ並みの地白肌」こと、タクちゃんです。

ギバちゃん風で、失礼します。

みなさん、エギングやってますか?

 

エギングとは「餌木」と言われるこんなルアーを使って

イカを釣る釣法のことですよ。

 



 

エギングするなら「春」か「秋」。

 

これはもはや、エギング界の常識と言っても過言ではないでしょう。

 

真夏にエギングだなんて無謀だ、と。

釣果が期待できるはずがない、と。

 

真夏にエギングなんしてたら、まわりの釣り人からまるで”松居◯代”を

見るような「どうしちゃったの???」感を醸し出されるのは

想像に難しくありません。

 

真夏にアオリイカが釣れない理由は、アオリイカの一生を知れば理解できます。

 


  • アオリイカは、春に産卵するよ。そして産卵を終えたら死んじゃうよ。(←産卵のため、接岸するから釣れる。しかもデカイ)
  • 夏は卵の状態。(←つまり釣れない)
  • アオリイカは秋になると、コロッケサイズに成長。(←スレてない新子が沢山。めっちゃ釣れる)
  • 冬は寒さを嫌って、底でじっとしてる。

アオリイカの寿命は1年。春〜初夏の産卵を終えると死んでしまうのです。

 

これが、一般的に「夏にエギングなんて無謀だ」のロジックです。

 

夏はアオリイカがそもそも居ないということですね。

だから釣れるはずがない、というわけです。

なるほど。

 

ちなみにネットで収集した「夏でもアオリイカは釣れるよ!」情報をまとめると以下の通りです。

 


  • 産卵できなかったアオリイカが、春を過ぎてもまだ生きているから釣れる。
  • 地球環境の変化により、産卵の時期が遅くなっていて、普通に夏でも釣れる。
  • むしろ夏は活性が高くて、めっちゃ釣れる。
  • 沖磯ならアオリイカは釣れる。

 

果たして本当に「真夏のエギング」は無謀なのか。

 

ネット上には「7月〜8月」のクソ暑い真夏に

エギングでアオリイカの釣果あげてる情報もたしかに存在します。

 

「案外、釣れるんじゃね?」と。

「みんな、常識にとらわれすぎてるんじゃね?」と、思うわけですよ。

 

気になったことは体験してみないと、納得できない僕。

 

そこで、今回は「真夏のエギング」は無謀かどうか。

体験レポをお届けします。それではどうぞ。

 

「釣具のポイント」店員さんに聞いてみた。

まずは”釣りのエキスパート”に知恵を借りるため「釣具のポイント」を訪れましたよ。

 

エギングに限らず、どこでどうやって釣るのが賢いのか

必ず釣りのエキスパートに聞いておきことをオススメします。

 

ガンガン釣りに行ってる様な知り合いとかに聞くのも良いですね。

 


タクちゃん
ダイワエギングロッドの「MH(ミディアムハード)」の固さを使ってますが、問題ないですか?
店員さん
全然OKですよ。
タクちゃん
リールはダイワの2500番ですが。
店員さん
めっちゃいけます。大丈夫です。
タクちゃん
エギングやってる人って、しゃくる時にドラグが少し出るじゃないですか。あれってああいうものなんですか?
店員さん
エギングはドラグを緩くしとくのが正解です。
タクちゃん
なるほど。なぜですか?
店員さん
イカが餌木の針を触った時に、ドラグがきついと、合わせがハードになっちゃいます。そしたらイカの脚だけが引きちぎれてしまうからですね。
タクちゃん
なるほどー!ドラグがゆるい方がしゃくりやすい気もします。
店員さん
その通りです。ドラグがきついと、しゃくった時の、餌木への水の抵抗が竿にダイレクトに来るので、しゃくりにくいです。
タクちゃん
ふむふむ。よくわかりました。ラインやリーダーはどうしたらいいですか?
店員さん
ラインはPEの0.8号。リーダーは8lbがちょうどいいですね。
タクちゃん
餌木の大きさやカラーはどうすればいいですか?
店員さん
もしこの時期(7月〜8月の真夏)にイカがいたとしたら、でかいはずです。なので3.5〜4号の餌木でOKです。春も同様のサイズでOK。秋は2.5〜3号がいいですね。
タクちゃん
なるほど、カラーはどうですか?
店員さん
ピンクかオレンジが無難です。ただ、この時期のイカは目が肥えてるので、よりリアルベイトに近いカラーがオススメです。
タクちゃん
青っぽいのとか、暗い感じのやつですか?
店員さん
そうですね。
タクちゃん
ありがとうございます。昼と夜だとどっちが釣れやすいですか?
店員さん
ん〜、夜ですかね。夜やるなら”夜光タイプ”の餌木を使いましょう。
タクちゃん
了解です。あとは、どういう風に釣ればいいですか?釣り方は?
店員さん
まずは着底させて、しゃくってください。2~3回しゃくるスタンダードなしゃくりでOK。もしくはボトムより上、中層より下で”リトリーブな釣り”もOKですね。
タクちゃん
ほほう!なるほど。リトリーブの場合、アタリは分かりますか?
店員さん
はい、グググッと重くなりますのでわかりますよ。
タクちゃん
最後に一つ。この時期にアオリイカを狙うのは無謀ですか?
店員さん
そうですね(笑)釣ろうとしてる段階でヒーローです。
タクちゃん
ありがとうございます。行ってきます。
店員さん

健闘を祈ります。

 


エギング下準備まとめ

店員さんとの会話の中でわかったことををまとめておきます。

ロッドとリール

僕はコスパ重視でアマゾンでこんなロッドとリールを買いました。

すこし硬い気もしますが、ドラグ調整すれば全然使えますよ。



一個柔らかいバージョンも一応リンク貼っておきますね。



ラインとリーダー

ラインはPEの0.8号。リーダーは8lbがいいですね。


【ライン】

【リーダー】


餌木のサイズ

  • 春-3.5号~4号
  • 夏-3.5号~4号
  • 秋-2.5号~3号

 

餌木のカラー

基本はピンクとオレンジ系がベターです。

 

イカがスレていたり、透明度の高い水質の場合は

「リアルなカラー」のものがグッド。


【オレンジ・ピンク系エギ】

【リアル系】

ドラグ調整について

緩めに設定しておきましょう。

 

ドラグがきついと合わせの時にイカの脚が切れて

脚だけ釣ってしまったり、水の抵抗がダイレクトにロッドに伝わり

しゃくりにくかったりしますよ。

 

釣り方

基本は、着底させてからシャくるスタイルでいきましょう。

2~3回しゃくって、また着底。この繰り返しです。

 

イカは餌木がフォール中に触って抱くことが多いので

次しゃくった時に、そのしゃくりが自動的にアワセとなる場合が多いですね。

 

時間帯

夜の方が警戒心が解けている可能性が高いです。

イカは捕食を夜行います。そして夜、常夜灯が点いているような場所にはベイトが集まります。

つまり、そのベイトを捕食しにイカも寄ってくるのです。

 

春時期のアオリイカの釣り方

海水温が16度を超えると、アオリイカは産卵のために接岸しますよ。

 

ただし、水温が低いとまだまだアオリイカの動きは鈍い。

そのため、速いアクションにはついていけません。

 

スローなアクションを心がけましょう。

 

しかし、春のシーズンが終わる頃には、アオリイカは餌木に反応しにくくなります。

 

そのため、リアクション重視の速いダートを意識するのがいいです。

ヒュッ!っと餌木が動けば、本能的にアオリイカは捕食する動作をとります。

 

夏時期のアオリイカの釣り方

春に産卵をしなかった、残りアオリイカがターゲットとなります。

沖磯など、居るところには居るみたいですね。まあ、未知数です。

 

真のヒーローになるべく、今回はこの夏のアオリイカを狙っていきますよ。

 

秋時期のアオリイカの釣り方

秋のアオリイカは好奇心旺盛で経験の浅い「わんぱくイカキッズ(新子)」です。

 

2.5~3号の小さめの餌木を使って、基本に忠実なアクションの

「2~3回しゃくってフォール」を心がければ初心者でも釣れやすいです。

 

エギングデビューは秋がオススメですね。

 

冬時期のアオリイカの釣り方

アオリイカは寒いのが嫌いです。

 

なので、冬場は基本的にボトムでひっそりとしています。

餌木のアクションは極めて大人しめでいきましょう。ボトム放置もOK。

 

アオリイカの目の前に、弱ったエビ風の餌木がふわ〜と通過させれば

バイトしてくることもあります。

 

とにかく、疲れ切ったエビを意識してボトム放置からの、弱々しく動かす。

これでいきましょう。

 

実際に釣ってみる

ここはサハラか?ってレベルの直射日光でした。

負けませんよ。何としても、アオリイカを釣るのです。

 

じっちゃんの名にかけて!

 

では、まずキャスト。長めに垂らしをとって、えいやっと投げる。

3~40秒ほどそのまま放置して、着底したらしゃくります。

 

ベーシックに2回「シュッ!シュッ!」としゃくりましょう。

そして放置して再度着底。着底したらまたしゃくる。

 

この繰り返しです。

 

 

着底の合図は、ラインを見ているとわかります。

 

餌木が沈んでいっている時は、ラインが海へじわじわ入っていきますから。

 

着底すると、ラインが海の中へ入っていかなくなるので、これが着底の合図です。

 

餌木には種類がありますよ。

シャロータイプ。ベーシック。ディープタイプです。

 


  • シャロータイプは沈むのがゆっくりなやつ。
  • ディープタイプは沈むのが早いやつ。
  • ベーシックはその中間のやつ。

 

着底がわかりにくい時は「ディープタイプ」でやってみましょう。

 

ディープタイプは沈むスピードが早い分、潮の流れが早くても着底しやすいです。

 

また、餌木が沈むのが早いからラインが海に入っていくスピードも当然早くなります。

 

その分、着底時に海へ入っていく糸が止まるのもわかりやすいです。

 

この日は、そこまで潮の流れはきつくなかったので

ベーシックタイプでトライしていますよ。

 

 

ちょこちょこ場所移動を繰り返しながら、ひたすら投げていきます。

店員さんが言うように、ボトムより上、中層より下をリトリーブもしてみました。

 

すでに、7~8時間やり続けていますが、まったく釣れる気配なし。

 

ものすごい暑さで、体力はどんどん消耗していくし。。。

そして、無情にも日が沈みました。

 

夜なら釣れるのか?

意気消沈です。

釣りの先人たちが、その実績や経験から導き出した答え。

 

「夏のエギングは無理」は、やはり正しかったのか。

 

ぼくは”エギングとっつぁん坊や”のまま終わってしまうのか。

諦めかけていました。

 

「このもんじゃ食べ終わったらもう、家に帰ってお風呂に入って寝てしまおうか」

とも思いました。

 

しかし、そんな時この言葉を思い出したのです。

 


店員さん
釣ろうとしてる段階でヒーローです。

 

そうだ、ぼくはヒーローなんだ!

 

イカヒーローなんだ!と。

 

ヒーローは最後にラスボスを倒さなくてはならない。

 

アオリイカという名の、フリーザ的存在を!

 

夜エギングでラストチャンスにかける!

ぼくは、泣けなしのお金で約1,000円の「夜光餌木」を購入。

 

正直、結構痛いです。1,000円。

 

しかし、これもアオリイカを釣るためです。

ケチる訳にはいきません。

 

かつて、ぼくが1kgのアオリイカを釣った場所に移動します。

 

早速、夜光餌木をキャスト。

ひたすら投げました、そしてひたすらしゃくって、ひたすら巻きました。

 

明日のことなんて、考えてはいられません。

 

体力を温存させて釣れるほど、真夏のアオリイカは甘くないのです。

しかもここは沖磯でもなんでもない、ただの防波堤ですからね。

 

4時間は投げ続けましたか。

時間は深夜3時。ぼくのHPは残り2です。

 

 

後がない。

次の一投で釣れなかったら、もう僕に釣りを続ける体力は残されていないでしょう。

 

最後の一投。緊張が走ります・・。

 

キャストーーーッッッッ!!!

 

 

 

完全なる根がかり。全然動かん。

 

 

 

なけなしのお金で買った夜光餌木。こんな幕引きは悲しすぎる。

 

竿と根がかりポイントを一直線上にし

なんとかかんとか餌木を引き抜くことに成功。(←マジで必死でした笑)

 

そして、回収した餌木を見て衝撃が走ったんです!

 

これを見よ。ブレててすみません。

 

 

 

タコの吸盤やがな。

 

イカじゃなくてタコて。

 

もー帰るー!お風呂入りたいー。眠いー・・・。

 

まとめ

 

真夏のエギング

イカは居ないが

タコは居る。

 

真夏のエギングはやっぱり厳しいです。

ただし、ぼくはプロ釣り師なわけじゃない。

 

うまい人が、きちんと状況に合わせながらやれば釣れるのかもしれませんね。

 

あとは場所選び。

沖磯なら真夏アオリイカが狙える可能性は高まるでしょう。

 

とりあえず、9月以降またエギングにチャレンジしてまいりますので

その時は爆釣レポになることを祈って、締めの言葉に代えさせていただきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた。

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